特集 外来通院患者に行う検査,計画的にきちんと実施できていますか?
個別疾患・生活習慣編
認知症
亀山 祐美
1
1東京大学医学部附属病院認知症センター
キーワード:
認知症
,
Alzheimer型認知症
,
Lewy小体型認知症
,
高齢者総合機能評価
,
BPSD
Keyword:
認知症
,
Alzheimer型認知症
,
Lewy小体型認知症
,
高齢者総合機能評価
,
BPSD
pp.243-246
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000059
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Headline
1 認知症は,「記憶力」や「見当識」の障害だけでなく,視覚的な認知機能や言語機能障害もあり,日常生活に支障をきたす.中等度進行とともに認知症に伴う心理・行動症状(BPSD)が出ることもある.経過中,症状の変化や患者・介護者に困ったことがないかを診療ごとに聴取し,定期的に心理検査を行う.
2 心理検査や重症度評価(CDR)は,目安として1年ごとや症状が変わったときに行い,DASC-21やABC認知症スケールのように何回でも評価できる検査方法も有用である.
3 認知症は,1種類だけでなく,複数合併することがあり,診療ごとに症状変化がないか確認が大切である.
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