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特集 囊胞腎
【多発性囊胞腎(ADPKDとARPKD)の治療】
動脈塞栓術
Transcatheter arterial embolization(TAE)
作原 祐介
1
SAKUHARA Yusuke
1
1斗南病院 放射線診断科
キーワード:
動脈塞栓術(TAE)
,
腎容積縮小
,
塞栓物質
Keyword:
動脈塞栓術(TAE)
,
腎容積縮小
,
塞栓物質
pp.558-561
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000332
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はじめに
多発性囊胞腎による腎腫大は,腹部膨満,囊胞出血,囊胞感染など,さまざまな病態を引き起こし,患者のQOLを低下させ,ときに致死的となりうる。これらに対し,これまでにドレナージ・焼灼術,外科的開窓術,臓器切除,臓器移植,経カテーテル的動脈塞栓術(TAE)といったさまざまな治療が試みられてきたが,それぞれ一長一短がある。唯一の根治療法は臓器移植だが,わが国ではドナー不足のため待機期間が長く,その間に臓器腫大が進行し,徐々に症状が悪化する患者も多い。
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