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特集 囊胞腎
【多発性囊胞腎(ADPKDとARPKD)の治療】
トルバプタン
Tolvaptan
嶋津 啓二
1
,
田中 敬雄
1
SHIMAZU Keiji
1
,
TANAKA Atsuo
1
1大阪府済生会中津病院 腎臓内科・血液浄化療法センター
キーワード:
トルバプタン
,
ADPKD
,
肝機能異常
,
有害事象
Keyword:
トルバプタン
,
ADPKD
,
肝機能異常
,
有害事象
pp.553-557
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000331
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はじめに
2014年に世界ではじめて,常染色体顕性(優性)多発性囊胞腎(ADPKD)に対する治療薬としてトルバプタンが使用可能となった。『エビデンスに基づく多発性囊胞腎(PKD)診療ガイドライン2020』では,トルバプタンはADPKDの腎機能低下の抑制を目的とした治療薬として推奨されている(推奨グレード1A)1)。現在,ARPKDに対して適応はなく,使用は認められていない。
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