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特集 Onco-nephrology:悪性腫瘍治療と腎機能障害
【CKD患者における抗がん薬治療】
がん薬物療法前のAKIリスク評価とAKIバイオマーカー
AKI risk assessment before cancer drug administration and AKI biomarkers
森 潔
1
MORI Kiyoshi
1
1静岡社会健康医学大学院大学 社会健康医学研究科
キーワード:
シスプラチン
,
eGFR
,
シスタチンC
,
NGAL
,
L-FABP
Keyword:
シスプラチン
,
eGFR
,
シスタチンC
,
NGAL
,
L-FABP
pp.549-551
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000107
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Ⅰ 腎臓とがんの関係
腎疾患の存在は,抗がん薬による毒性を増強するリスクがあり,抗がん薬治療の継続を困難にする場合がある1)。効果のある抗がん薬の一時的あるいは永続的な中止はがんの増大を許す。さらに尿毒症はがんに対する免疫監視を減弱し,がんの増大や転移につながるかもしれない 1)。
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