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今月の特集1 尿検査の新たな潮流
糖尿病性腎症のバイオマーカー
Biomarkers of diabetic nephropathy
荒木 信一
1
1滋賀医科大学糖尿病内分泌・腎臓内科
キーワード:
糖尿病性腎症
,
アルブミン尿
,
尿中Ⅳ型コラーゲン
,
尿中肝型脂肪酸結合蛋白
,
L-FABP
Keyword:
糖尿病性腎症
,
アルブミン尿
,
尿中Ⅳ型コラーゲン
,
尿中肝型脂肪酸結合蛋白
,
L-FABP
pp.798-802
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201665
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Point
●糖尿病性腎症は,微量アルブミン尿の出現により早期腎症と診断し,尿中アルブミン排泄量の程度と糸球体濾過量(GFR)により病期分類を行う.
●腎症発症リスクの高い患者を微量アルブミン尿の出現よりも早期に同定するため,アルブミン尿に代わる診断能・予知能に優れた新たなバイオマーカーが求められている.
●腎症で認められる糸球体病変,尿細管間質障害,炎症などに関連する因子が尿中バイオマーカーとして検討されているが,アルブミン尿以上に有用な尿中バイオマーカーは現時点では見いだされていない.
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