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特集 Up-to-date EUS-BD(超音波内視鏡下胆道ドレナージ)
[EUS-GBD]
EUS-GBDのトラブルシューティング
Troubleshooting in EUS-GBD
松原 三郎
1
,
新井 智洋
1
,
池田 守登
1
,
須田 健太郎
1
,
名越 澄子
1
Saburo Matsubara
1
,
Tomohiro Arai
1
,
Morito Ikeda
1
,
Kentaro Suda
1
,
Sumiko Nagoshi
1
1埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科
キーワード:
超音波内視鏡下胆囊ドレナージ
,
EUS-GBD
,
トラブルシューティング
Keyword:
超音波内視鏡下胆囊ドレナージ
,
EUS-GBD
,
トラブルシューティング
pp.251-254
発行日 2025年2月25日
Published Date 2025/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001873
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はじめに
超音波内視鏡下胆囊ドレナージ(EUS-guided gallbladder drainage:EUS-GBD)は急性胆囊炎に対するドレナージ法の一つであり,近年のメタ解析では経皮経肝的ドレナージや経乳頭的ドレナージと比べ成功率および短期・長期偶発症発生率において優れていることが示されており1, 2),腹腔鏡下胆囊摘出術が困難な症例に対しては第一選択となりうる。海外ではlumen apposing metal stent(LAMS),特にHot AXIOSTM(ボストン・サイエンティフィック社)を用いるのが主流である3)のに対し,本邦では現状LAMSは使用できないためdouble pigtail plastic stent(DPPS)4)またはtubular typeのcovered self-expandable metal stent (CSEMS)5)が用いられている。DPPSとCSEMSのどちらが優れているかを比較した研究はないため施設ごとに選択されているのが現状であり,長期留置における安全性・コストを考慮して当科ではDPPSをおもに用いている。
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