Japanese
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特集 基礎から学ぶ 咽頭・食道内視鏡診断
[病変拾い上げのコツ]
咽喉頭領域の基本的な観察方法と工夫
Basics and tips for observing the pharyngolaryngeal region
見本 雄一郎
1
,
石山 晃世志
1,2
Yuichiro Kemmoto
1
,
Akiyoshi Ishiyama
1,2
1がん研究会有明病院上部消化管内科
2がん研究会有明病院頭頸部がん低侵襲治療センター
キーワード:
スクリーニング
,
頭頸部表在癌
,
Valsalva法
,
高危険群の把握
Keyword:
スクリーニング
,
頭頸部表在癌
,
Valsalva法
,
高危険群の把握
pp.45-51
発行日 2025年1月25日
Published Date 2025/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001821
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はじめに
上部消化管内視鏡検査は日常診療における基本手技の一つであり,咽喉頭領域もその観察部位に含まれる。特に咽喉頭領域は通常観察では観察に制限が多く,病変の見逃しも少なくない。進行した段階で発見された場合,喉頭温存可能な経口的切除や放射線治療が選択できないこともあり,その拾い上げ診断は重要である。本稿ではスクリーニング観察時の工夫やスコープ選択,適切なimage enhanced endoscopy(IEE)の選択を含めた咽喉頭領域の基本的な観察方法に焦点をあて述べる。
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