特集 チームで支える頭頸部癌診療
チームで行う頭頸部癌の手術治療
頭頸部癌の経口切除術 消化器内科の立場から
堅田 親利
1
,
岸本 曜
2
,
清水 孝洋
3
,
二階堂 光洋
3
,
横山 顕礼
1
,
武藤 学
1
Chikatoshi Katada
1
,
Yo Kishimoto
2
,
Takahiro Shimizu
3
,
Mitsuhiro Nikaido
3
,
Akira Yokoyama
1
,
Manabu Muto
1
1京都大学医学部附属病院腫瘍内科
2京都大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
3京都大学医学部附属病院消化器内科
キーワード:
チーム医療
,
頭頸部表在癌
,
EMR
,
ESD
Keyword:
チーム医療
,
頭頸部表在癌
,
EMR
,
ESD
pp.1569-1571
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000400
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はじめに
頭頸部癌は,自覚症状を契機に発見されるため,進行癌で発見されることが多く,侵襲の大きな外科手術や化学放射線療法が標準的な治療である。近年,高画質の消化器内視鏡,narrow band imagingのような画像強調法,拡大内視鏡が開発され,消化器内視鏡検査時に頭頸部領域から表在癌が発見されるようになった1~5)。また,画像強調法は耳鼻咽喉科用内視鏡でも使用できるようになり,耳鼻咽喉科診察時に頭頸部表在癌を発見する機会が増えた6,7)。
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