Japanese
English
特集 こんなときどうする
[各論]下咽頭・食道
[診断]
《Note》嚥下運動や嗚咽がひどくて咽頭が観察できない
What if the pharynx cannot be observed due to the deglutition reflex or gag reflex?
川田 研郎
1
,
藤原 直人
1
,
篠原 元
1
Kenro KAWADA
1
,
Naoto FUJIWARA
1
,
Hajime SHINOHARA
1
1東京医科歯科大学消化管外科
キーワード:
咽頭観察
,
Valsalva法
,
咽頭反射
Keyword:
咽頭観察
,
Valsalva法
,
咽頭反射
pp.350-351
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000068
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原 因
嚥下運動や嗚咽がひどくて咽頭が観察できない原因としては,患者側の要因と検者側の要因がある。検査前にどのような目的で検査を行うかをよく考えて,使用するスコープや検査ルート(経口か経鼻か)を選択する必要がある。患者の年齢,性別,主訴(咽頭痛や喉のつまり感の有無),検査歴(初回例か,過去の検査時の状況),既往歴(特に食道癌,頭頸部癌の有無),飲酒(50歳以上にはフラッシング反応の有無を必ず聴取する),喫煙歴などを検査前に把握しておく。
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