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特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅴ.大腸
[治療]
再出血させない大腸憩室出血の診断・治療ストラテジー
Diagnostic and therapeutic strategies to prevent rebleeding from colonic diverticular disease
岸埜 高明
1
,
北村 陽子
1
,
岡本 直樹
1
,
山川 麻郁子
1
,
金政 和之
1
Takaaki KISHINO
1
,
Yoko KITAMURA
1
,
Naoki OKAMOTO
1
,
Maiko YAMAKAWA
1
,
Kazuyuki KANEMASA
1
1市立奈良病院消化器肝臓病センター・消化器内科
キーワード:
大腸憩室出血
,
クリップ直達法
,
バンド結紮法
Keyword:
大腸憩室出血
,
クリップ直達法
,
バンド結紮法
pp.283-287
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001700
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Tips
● 大腸憩室出血は出血源を同定し,内視鏡的止血術を行うことが再出血を抑制するうえで重要となる。
● EBLはクリップ法と比較して,術後30日以内の早期再出血,術後1年以内の後期再出血,動脈塞栓術移行,7日を超える入院の抑制効果がある。
● クリップ直達法は縫縮法と比較して,早期再出血,後期再出血,入院中輸血の抑制効果がある。
● 再出血率は止血方法だけでなく,出血所見や部位によっても異なるため,これらを考慮して治療方法を選択することが重要である。
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