Japanese
English
特集 胆管カニュレーション―基本から困難症例まで―
[解剖学的困難症例への対処]
術後再建腸管症例に対する胆管カニュレーション―ダブルバルーン内視鏡によるアプローチ―
Biliary cannulation using a double-balloon endoscope in patients after Roux-en-Y reconstruction
木暮 宏史
1
,
青木 央
1
,
北原 麻衣
1
,
大木 庸子
1
,
國吉 宣行
1
,
野村 舟三
1
,
藤澤 真理子
1
,
齋藤 圭
1
Hirofumi Kogure
1
,
Hiroshi Aoki
1
,
Mai Kitahara
1
,
Yoko Oki
1
,
Nobuyuki Kuniyoshi
1
,
Shuzo Nomura
1
,
Mariko Fujisawa
1
,
Kei Saito
1
1日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科学分野
キーワード:
Roux-en-Y再建
,
ダブルバルーン内視鏡
,
胆管カニュレーション
Keyword:
Roux-en-Y再建
,
ダブルバルーン内視鏡
,
胆管カニュレーション
pp.1319-1323
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001588
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はじめに
バルーン内視鏡を用いることで,胃切除Roux-en-Y再建術後例においても十二指腸乳頭への内視鏡的アプローチが高い確率で可能となり,通常のERCPと同様に胆管結石の治療や胆道閉塞に対するステント治療が行えるようになった1, 2)。しかしながら,それらの治療を行うためには胆管カニュレーションが必要だが,乳頭に到達できても解剖学的要因や直視鏡で鉗子起上装置がないなどの内視鏡側の要因により,Roux-en-Y再建術後例における胆管カニュレーションは通常のERCPほど容易ではない。
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