Japanese
English
今月の主題 大腸の新しい画像診断
ノート
ダブルバルーン大腸内視鏡
Double Balloon Colonoscopy
砂田 圭二郎
1
,
宮田 知彦
1
,
矢野 智則
1
,
山本 博徳
1
Keijiro Sunada
1
,
Tomohiko Miyata
1
,
Tomonori Yano
1
,
Hironori Yamamoto
1
1自治医科大学フジノン国際光学医療講座
キーワード:
ダブルバルーン内視鏡
,
内視鏡的粘膜下層はく離術
,
paradoxical movement
Keyword:
ダブルバルーン内視鏡
,
内視鏡的粘膜下層はく離術
,
paradoxical movement
pp.982-984
発行日 2008年5月25日
Published Date 2008/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101391
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大腸内視鏡挿入困難例への応用
大腸内視鏡検査は,内視鏡自体の改良や挿入技術の進歩により,挿入率の向上,挿入時間の短縮,被験者への負担軽減が進んでいる.しかしながら,熟練した術者であっても,腹部手術や放射線治療よる癒着,婦人科疾患などの影響のため,既存の大腸内視鏡では挿入が困難で被験者に苦痛を与えたり,結果的に盲腸までの挿入が不可能であったりする症例も少なからず存在する.
S状結腸では,直線化しようとすると強い痛みが生じる症例や,ループが形成されて,挿入するとそのループが大きくなるだけで深部への挿入ができない症例がある.また,横行結腸では,横行結腸中部がM字状に下腹部まで垂れ下がって,癒着のため引き上げきれない(直線化できない)ために挿入困難になる症例を経験する.
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