Japanese
English
特集 十二指腸・小腸疾患アトラス
Ⅲ.その他
小腸異物(義歯)
Foreign body in the small intestine (denture)
飛田 拓途
1
,
秋葉 星哉
1
,
有馬 美和子
1
,
坂本 純一
2
Takuto Hida
1
,
Seiya Akiba
1
,
Miwako Arima
1
,
Junichi Sakamoto
2
1上尾中央総合病院消化器内科
2上尾中央総合病院外科
キーワード:
小腸異物
,
内視鏡的異物除去
,
バルーン内視鏡
Keyword:
小腸異物
,
内視鏡的異物除去
,
バルーン内視鏡
pp.678-679
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001418
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
疾患の概要
消化管異物の80~90%は経肛門的に排出され,内視鏡的除去を要する症例は10~20%とされる1)。特に食道や幽門輪を通過して小腸へ至ると自然排出率は高く,本邦における内視鏡的異物除去の報告においても小腸異物の割合は3.7%と低い2)。一方,バルーン内視鏡(balloon assisted endoscopy:BAE)の普及により,小腸異物に対して内視鏡的に除去できる症例が増え,カプセル内視鏡が53%,胆道や消化管の医療用ステントが21%を占め3, 4),医療行為に関連する症例が多いことが特徴である。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.