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特集 基礎から学ぶ 咽頭・食道内視鏡診断
[専門医はこうしている,腫瘍性病変の精査]
表在型食道扁平上皮癌に対する精査内視鏡のコツ
Tips for detailed examination of superficial esophageal squamous cell carcinoma
有馬 美和子
1
,
中村 直裕
1
,
原田 文人
1
,
秋葉 星哉
1
,
土屋 昭彦
1
,
西村 稿
1
,
横田 亜矢
2
,
杉谷 雅彦
2
Miwako Arima
1
,
Naohiro Nakamura
1
,
Fumito Harada
1
,
Seiya Akiba
1
,
Akihiko Tsuchiya
1
,
Kou Nishikawa
1
,
Aya Yokota
2
,
Masahiko Sugitani
2
1上尾中央総合病院消化器内科
2上尾中央総合病院病理診断科
キーワード:
拡大内視鏡
,
表在型食道扁平上皮癌
,
ヨード染色
Keyword:
拡大内視鏡
,
表在型食道扁平上皮癌
,
ヨード染色
pp.84-90
発行日 2025年1月25日
Published Date 2025/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001827
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はじめに
表在型食道扁平上皮癌が疑われる病変を発見したあとの精査には,拡大内視鏡が必要不可欠である。Narrow Band Imaging(NBI)やBlue LASER Imaging (BLI)併用拡大で微細血管構造を観察し,T1a-EP/T1a-LPMと診断できれば生検を省略してESDを行うなど診断精度は高く,精密診断の重要な一角を担っている。一方,血管変化が乏しく色調変化がない病変はNBI/BLIで拾い上げが難しい場合もあるため,正確な病変範囲診断にヨード染色を行うこともある。本稿では拡大観察やヨード染色を成功させるための基礎的事項とコツを解説する。
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