Japanese
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特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]異物に対する内視鏡的摘出術
異物が胃内の食残のなかに隠れてしまい見えない
Foreign body caught and hidden in food residue in the stomach
丸山 喬平
1
Kyohei Maruyama
1
1帝京大学医学部附属病院消化器内科
キーワード:
胃内異物
,
食物残渣
,
内視鏡的異物除去
Keyword:
胃内異物
,
食物残渣
,
内視鏡的異物除去
pp.214-215
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000635
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はじめに
通常,上部消化管内視鏡検査を行う際は,検査前の禁食により良好な視野のもと行われるが,実臨床では食後に緊急内視鏡検査を余儀なくされることも少なくない。食物残渣のあるなかでの内視鏡検査は視野を保持できないばかりか,嘔吐による誤嚥のおそれもあり,適応を慎重に見極めて行う必要がある。消化管異物に対する緊急内視鏡の適応については異物の種類や形状,停留部位によって異なるが,本稿では胃内異物に絞って解説していく。
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