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特集 内科と外科のコラボレーション手術の今
[胃癌に対するコラボレーション手術]
【Note】ESDと外科手術のコラボレーション戦略―早期胃癌に対する先行ESD+腹腔鏡下リンパ節郭清術
A form of collaboration by endoscopist and surgeon for the treatment of early gastric cancer: ESD followed by laparoscopic lymph node dissection
阿部 展次
1
,
橋本 佳和
1
,
大木 亜津子
1
,
竹内 弘久
1
Nobutsugu Abe
1
,
Yoshikazu Hashimoto
1
,
Atsuko Ohki
1
,
Hirohisa Takeuchi
1
1杏林大学医学部消化器・一般外科
キーワード:
早期胃癌
,
内視鏡的粘膜下層剝離術
,
腹腔鏡下リンパ節郭清術
Keyword:
早期胃癌
,
内視鏡的粘膜下層剝離術
,
腹腔鏡下リンパ節郭清術
pp.1578-1580
発行日 2023年11月25日
Published Date 2023/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001117
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はじめに
リンパ節転移が否定できない一部の早期胃癌に対し,全胃温存を目的とした先行内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)+腹腔鏡下リンパ節郭清術(laparoscopic lymph node dissection:LLD)を行ってきた。内視鏡処置と外科手術のコラボレーション(以下,コラボ)戦略ともいえる本法は,先行するESD により局所完全切除を行い,LLDによって組織学的リンパ節転移の有無を確定するものである(図)。現在までに25症例に本コラボ戦略を行ってきており,本稿ではその成績を供覧する。
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