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特集 内科と外科のコラボレーション手術の今
[胃粘膜下腫瘍に対するコラボレーション手術]
非穿孔式内視鏡的胃壁内反切除術(NEWS)
Non-exposed endoscopic wall-inversion surgery (NEWS)
飽本 哲兵
1
,
後藤 修
2
,
柿沼 大輔
3
,
保田 智彦
3
,
新井 洋紀
3
,
岩切 勝彦
2
Teppei Akimoto
1
,
Osamu Goto
2
,
Daisuke Kakinuma
3
,
Tomohiko Yasuda
3
,
Hironori Arai
3
,
Katsuhiko Iwakiri
2
1日本医科大学千葉北総病院消化器内科
2日本医科大学付属病院消化器・肝臓内科
3日本医科大学千葉北総病院外科・消化器外科
キーワード:
非穿孔式内視鏡的胃壁内反切除術
,
胃粘膜下腫瘍
,
腹腔鏡内視鏡合同手術
Keyword:
非穿孔式内視鏡的胃壁内反切除術
,
胃粘膜下腫瘍
,
腹腔鏡内視鏡合同手術
pp.1539-1544
発行日 2023年11月25日
Published Date 2023/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001110
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はじめに
局所切除は必要最小限の範囲で腫瘍の切除が可能であるが,従来の楔状切除などは胃が大きく変形し術後の胃機能に影響を及ぼすことがあった。そこでHikiらは腹腔鏡と内視鏡を用いて胃壁を任意の範囲で全層切除する腹腔鏡・内視鏡合同手術(laparoscopic and endoscopic cooperative surgery:LECS)を提唱した1)。LECSにより術後の胃変形を最小限にとどめた局所切除が可能となり,2014年に保険収載された。本稿では,LECS関連手技の一つである非穿孔式内視鏡的胃壁内反切除術(non-exposed endoscopic wall-inversion surgery:NEWS)について解説する。
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