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特集 内科と外科のコラボレーション手術の今
[胃粘膜下腫瘍に対するコラボレーション手術]
CLEAN-NET
Combination of laparoscopic and endoscopic approaches to neoplasia with non-exposure technique (CLEAN-NET)
鬼丸 学
1
,
磯崎 正典
1
,
横山 登
1
,
井上 晴洋
1
Manabu Onimaru
1
,
Masayuki Isozaki
1
,
Noboru Yokoyama
1
,
Haruhiro Inoue
1
1昭和大学江東豊洲病院消化器センター
キーワード:
腹腔鏡内視鏡合同手術
Keyword:
腹腔鏡内視鏡合同手術
pp.1545-1550
発行日 2023年11月25日
Published Date 2023/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001111
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Ⅰ.開発の経緯
胃粘膜下腫瘍に対する標準外科治療はリンパ節郭清を必要としない胃局所切除とされており1),低侵襲治療のよい適応となっている。腹腔鏡下での胃局所切除は比較的容易で安全な手技である反面,安易に胃を楔状に切除すると,腫瘍の存在部位や大きさ,発育形式によっては切除範囲が過剰になり,術後の胃の変形による胃排泄障害や狭窄による通過障害の原因となる。したがって,腫瘍学的に腫瘍を完全に切除しつつ,可能なかぎり切除範囲を小さくして術後変形を最小限にすることが理想である。
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