Japanese
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特集 表在性非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍(SNADET)の内視鏡診断と治療
[診断]
スクリーニング時にSNADETを見逃さないための観察法
How not to overlook SNADET during screening EGD
松井 崇矩
1
,
小原 英幹
1
,
小塚 和博
1
,
多田 尚矢
1
,
千代 大翔
1
,
小林 伸也
1
,
西山 典子
1
,
谷内田 達夫
1
,
正木 勉
1
Takanori Matsui
1
,
Hideki Kobara
1
,
Kazuhiro Kozuka
1
,
Naoya Tada
1
,
Taiga Chiyo
1
,
Nobuya Kobayashi
1
,
Noriko Nishiyama
1
,
Tatsuo Yachida
1
,
Tsutomu Masaki
1
1香川大学医学部消化器・神経内科学
キーワード:
十二指腸
,
スクリーニング
,
SNADET
Keyword:
十二指腸
,
スクリーニング
,
SNADET
pp.728-733
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000758
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はじめに
上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy:EGD)は,上部消化管癌の早期発見に有用な検査である1)。早期癌を見逃さないために,胃においてはスクリーニングEGDでの内視鏡観察手順とそれを行うためのトレーニング法が確立されている2)。また食道においてはnarrow band imagingでの観察にてbrownish areaを発見することが標準的なスクリーニング法となっている3)。一方,十二指腸の腺腫・早期癌を発見するための標準化された観察法はまだ確立されていない。本稿ではわれわれが考案した定型的十二指腸内視鏡観察法の前向き試験データを中心に網羅的観察手順を紹介する。
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