Japanese
English
特集 消化管出血のすべて
[各論 その他]
腫瘍性病変による出血
Bleeding from gastrointestinal tumors
今枝 博之
1
,
宮口 和也
1
,
松本 悠
2
,
塩味 理恵
2
,
大庫 秀樹
1
,
渕上 彰
3
,
斎藤 陽一
3
,
塩川 慶典
3
,
高山 哲嘉
4
,
細江 直樹
5
,
山口 浩
6
,
伴 慎一
7
,
中元 秀友
2
,
都築 義和
1
Hiroyuki Imaeda
1
,
Kazuya Miyaguchi
1
,
Hisashi Matsumoto
2
,
Rie Shiomi
2
,
Hideki Ohgo
1
,
Akira Fuchigami
3
,
Yoichi Saito
3
,
Yoshinori Shiokawa
3
,
Tetsuyoshi Takayama
4
,
Naoki Hosoe
5
,
Hiroshi Yamaguchi
6
,
Shinichi Ban
7
,
Hidetomo Nakamoto
2
,
Yoshikazu Tsuzuki
1
1埼玉医科大学消化管内科
2埼玉医科大学総合診療内科
3埼玉医科大学消化器内科・肝臓内科
4埼玉医科大学消化器・一般外科
5慶應義塾大学内視鏡センター
6埼玉医科大学病理診断科
7獨協医科大学埼玉医療センター病理診断科
キーワード:
腫瘍出血
,
胃癌
,
GIST
,
大腸癌
,
内視鏡的止血術
Keyword:
腫瘍出血
,
胃癌
,
GIST
,
大腸癌
,
内視鏡的止血術
pp.524-530
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000712
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はじめに
腫瘍性病変からの出血はしばしばみられ,貧血の進行で発見される場合から,吐下血をきたし,時にショック状態を認めて緊急性を要する場合もみられる。緊急内視鏡を施行してはじめて腫瘍性病変からの出血と気づくこともある。出血に対して内視鏡的止血術を試みるが,止血が困難な場合にはinterventional radiology(IVR)を施行したり,それでも止血が困難な場合には外科手術を要することもある。しかし,本来手術適応のない切除不能の進行癌の場合には外科手術を施行できないため,治療の選択肢が限られて治療に難渋する場合もある。
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