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特集 症例から学ぶ大腸ESD―失敗しないためのKnacks & Tips―
[各論 大腸ESDを安全確実に行う基本ストラテジー]
Pocket-creation method
Pocket-creation method
北村 昌史
1
,
林 芳和
1
,
岡田 昌浩
1
,
竹澤 敬人
1
,
山本 博徳
1
Masafumi Kitamura
1
,
Yoshikazu Hayashi
1
,
Masahiro Okada
1
,
Takahito Takezawa
1
,
Hironori Yamamoto
1
1自治医科大学内科学講座消化器内科学部門
キーワード:
PCM
,
ESD
,
大腸内視鏡治療
Keyword:
PCM
,
ESD
,
大腸内視鏡治療
pp.1619-1623
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000485
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はじめに
大腸ESDは病変の存在部位や線維化の有無により治療難易度は大きく異なり,特に筋層と垂直対峙となる症例や,高度線維化症例では安全なESDでの切除が困難となることも少なくない。またESD後の治療方針は切除標本における粘膜下層内の病理所見(浸潤距離・脈管侵襲や簇出など)により決定される1~3)。よって大腸ESDの技術,治療戦略に求められることは,どの病変に対しても「安全」にESDを完結することと,十分な病理評価が可能である質の高い切除標本を「確実」に得ることである。当科ではこの安全確実なESDを行うためpocket-creation method(PCM)を考案し4),基本戦略としている。
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