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特集 消化管EUSのすべて
[各論 上部消化管疾患のEUS診療]
上部消化管EUSにおける診断困難病変への対応
How to deal with upper gastrointestinal lesions difficult to diagnose with EUS?
柳井 秀雄
1
,
千原 大典
2
,
吉田 拓生
2
,
原野 恵
2
,
坂口 栄樹
2
,
戒能 聖治
2
Hideo Yanai
1
,
Daisuke Chihara
2
,
Takumi Yoshida
2
,
Megumi Harano
2
,
Eiki Sakaguchi
2
,
Seiji Kaino
2
1国立病院機構関門医療センター臨床研究部
2国立病院機構関門医療センター消化器内科
キーワード:
EUS診断困難
,
上部消化管
Keyword:
EUS診断困難
,
上部消化管
pp.1530-1537
発行日 2022年9月25日
Published Date 2022/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000323
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要 旨
上部消化管EUSにおける診断困難病変への対応としては,まず基本である管腔内の粘液の除去と目的病変の深部(食道なら胃,胃なら十二指腸)までの水浸を心がける。さらに,注水量の調節や胃では反転観察を含めたスコープの位置取りを工夫する。解剖学的に病変の良好な走査が困難な部位などでは,表面像からは得られない断層像の利点を生かし,被検者の治療に役立つ壁深部の所見を得られるかぎり記載する。
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