特集 消化管内視鏡診断の基本手技
上部消化管 上部消化管超音波内視鏡診断
柳井 秀雄
1
,
千原 大典
,
和泉屋 勇太
,
原野 恵
,
坂口 栄樹
,
村上 知之
,
小畑 伸一郎
,
帆足 誠司
,
飴山 晶
,
西川 潤
1国立病院機構関門医療センター 臨床研究部
キーワード:
胃潰瘍
,
胃腫瘍
,
腫瘍侵入性
,
食道腫瘍
,
鑑別診断
,
瘢痕
,
超音波内視鏡検査
,
リンパ腫-辺縁帯B細胞性
,
消化管内視鏡
,
Gastrointestinal Stromal Tumor
,
超音波プローブ
Keyword:
Endosonography
,
Diagnosis, Differential
,
Stomach Neoplasms
,
Cicatrix
,
Lymphoma, B-Cell, Marginal Zone
,
Esophageal Neoplasms
,
Neoplasm Invasiveness
,
Stomach Ulcer
,
Endoscopes, Gastrointestinal
,
Gastrointestinal Stromal Tumors
pp.552-568
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020250298
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消化管壁の超音波内視鏡検査(EUS)での断層構造の基本は、5層構造である。胃壁の5層構造では、第1層高エコー層は境界エコーであり、第2層の低エコー層は粘膜層に、第3層高エコー層は粘膜下層に相当する。第4層低エコー層は固有筋層に、第5層の高エコー層は、漿膜下層~漿膜に相当する。EUSでは通常、病変の治療方針の決定に資する情報を得るために精査を行い、診療ガイドラインの存在する病変では標的病変の診断治療に要求される情報(壁深達度あるいは壁在性・実質サイズ・内部の性状など)の取得に努める。
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