消化器領域における診断内視鏡-モダリティの進歩とその活用法 前処置,麻酔法の進歩と活用法
上部消化管 上部消化管内視鏡検査を取り巻く環境の進歩について
今川 敦
1
1三豊総合病院 消化器科
キーワード:
Glucagon
,
Propofol
,
口腔保護具
,
Cholinergic Antagonists
,
催眠剤と鎮静剤
,
生体機能モニタリング
,
蠕動
,
消化器系内視鏡法
,
脳波記録法
,
上部消化管
,
意識監視装置
,
動脈血酸素飽和度
,
ハッカ油
Keyword:
Electroencephalography
,
Glucagon
,
Hypnotics and Sedatives
,
Mouth Protectors
,
Monitoring, Physiologic
,
Peristalsis
,
Propofol
,
Endoscopy, Digestive System
,
Cholinergic Antagonists
,
Upper Gastrointestinal Tract
,
Consciousness Monitors
,
Peppermint Oil
pp.421-425
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013167586
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
上部消化管内視鏡検査(EGD)においては安全な処置とともに,検査の安楽さも要求されるようになってきた.蠕動抑制薬としてミントオイルが登場し,併存症のある高齢者に対しては抗コリン薬やグルカゴンの代わりに使用可能である.現在は保険適用外であるものの,今後,propofolによる鎮静が広まる可能性がある.propofolを含め,術中鎮静を行うには被検者への説明とともに確実な知識と患者管理およびモニタリングが必要である.過鎮静や呼吸器・循環器系の障害防止のために,さまざまなモニタリング機器が開発されている.検査による苦痛除去のために工夫されたマウスピースや患者個人用モニター等,さまざまなデバイスが開発されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2013