Japanese
English
特集 症例から学ぶ胃ESD―改訂ガイドラインwith and beyond―
[各論 初学者からエキスパートへの道]
幽門前庭部のESD
ESD for lesions in the gastric antrum
前川 聡
1
,
上堂 文也
1
,
谷 泰弘
1
,
七條 智聖
1
,
金坂 卓
1
,
竹内 洋司
1
,
東野 晃治
1
,
石原 立
1
,
道田 知樹
1
Akira Maekawa
1
,
Noriya Uedo
1
,
Yasuhiro Tani
1
,
Satoki Shichijo
1
,
Takashi Kanesaka
1
,
Yoji Takeuchi
1
,
Koji Higashino
1
,
Ryu Ishihara
1
,
Tomoki Michida
1
1大阪国際がんセンター消化管内科
キーワード:
早期胃癌
,
ESD
,
幽門前庭部
Keyword:
早期胃癌
,
ESD
,
幽門前庭部
pp.1235-1241
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000264
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
ESDは早期胃癌に対する治療手技として確立され,標準治療のひとつとして胃癌に関する各種ガイドラインで適応が定められている1, 2)。胃のESDを学ぶ初学者にとって,前庭部は最初のステップとして適切といわれるが,近接困難や胃角をまたぐために難渋するケースや,幽門輪にかかる病変など難易度が高いケースも含まれる点には注意が必要である。基本的なストラテジーや手技に加えて,偶発症に対するトラブルシューティング,さらにはトラクションデバイスの使いどころについても前庭部ESDを通して身につけることができる。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.