Japanese
English
特集 症例から学ぶ胃ESD―改訂ガイドラインwith and beyond―
[各論 初学者からエキスパートへの道]
《TOPICS》根治ESD後の壁内implantation
Recurrence of gastric cancer caused by implantation of tumor cells after “curative” ESD
中岡 宙子
1
,
千葉 秀幸
1
,
根本 哲生
2
Michiko Nakaoka
1
,
Hideyuki Chiba
1
,
Tetsuo Nemoto
2
1大森赤十字病院消化器内科
2昭和大学横浜市北部病院臨床病理診断科
キーワード:
早期胃癌
,
ESD
,
implantation
Keyword:
早期胃癌
,
ESD
,
implantation
pp.1242-1245
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000265
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
EMRやESDを代表とする早期胃癌の内視鏡治療は1980年台初頭より行われているが,内視鏡的に根治が得られた病変の再発はきわめて稀な事象であると考えられている。本稿では,当施設で経験した根治ESD後に腫瘍細胞のimplantationによる胃内他部位への再発をきたした症例1)について考察を加えて紹介する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.