下部消化管 大腸の画像強調内視鏡診断法

大腸の画像強調内視鏡(IEE)はNBI拡大観察を用いたJNET分類、色素を用いたpit pattern診断、また近年では超拡大内視鏡まで多岐にわたる。これらを用いて総合的に組織型や深達度を評価する。観察は、まず通常光で行い、続いてNBI拡大観察を用いて診断する。JNET分類はType 1であれば経過観察、もしくは鋸歯状病変(SSL)であれば内視鏡治療を行う。Type 2Aであれば内視鏡治療、Type 2Bであればpit pattern診断に進み、さらに評価する。Type 3であれば外科手術が基本である。近年ではこれらにEC classificationを併用し、総合的に診断する。