大腸Interval cancerをめぐる最近の知見
大腸Interval cancerの症例報告 ポリープ切除3年後のサーベイランスで発見された直腸Interval cancerの1例
千葉 秀幸
1
,
木庭 郁朗
,
立川 準
,
栗原 大典
,
芦苅 圭一
,
高橋 昭裕
,
後藤 亨
1大森赤十字病院 消化器内科
キーワード:
Methylrosanilinium Chloride
,
Indigo Carmine
,
S状結腸疾患
,
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
腺癌
,
腺腫
,
直腸腫瘍
,
狭帯域光観察
,
色素内視鏡法
Keyword:
Adenoma
,
Adenocarcinoma
,
Colonic Polyps
,
Colonoscopy
,
Indigo Carmine
,
Gentian Violet
,
Rectal Neoplasms
,
Sigmoid Diseases
,
Narrow Band Imaging
pp.41-46
発行日 2017年1月20日
Published Date 2017/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2017115879
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症例は70歳代,男性.初回検査では異常は指摘されずその1年後他院で大腸内視鏡検査を施行し,腺腫を2ヶ所切除した.3年後の大腸内視鏡フォロー目的にて当院で大腸内視鏡検査を施行,直腸Raに30mm大のLST-NG-PD病変を認めた.NBI拡大・色素拡大内視鏡所見よりMからSM軽度浸潤癌と診断し内視鏡的切除の方針となった.病理診断は高分化腺癌,pSM(760μm),ly0,v0,断端陰性であった.本例が見逃し癌か急速発育癌かの判定は困難だが,直腸でのinterval cancerもまれではないこと,LST-NG病変にも留意するべきであると考えられた.
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