特集 実践-小児の輸液
各病態における輸液の考え方 内分泌・代謝疾患 尿崩症
伊藤 純子
1
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院 小児科
キーワード:
塩素
,
下垂体腫瘍
,
高ナトリウム血症
,
術後合併症
,
術後管理
,
水-電解質平衡
,
輸液療法
,
尿崩症-腎性
,
尿崩症-神経原性
Keyword:
Water-Electrolyte Balance
,
Hypernatremia
,
Chlorine
,
Diabetes Insipidus, Nephrogenic
,
Pituitary Neoplasms
,
Postoperative Care
,
Postoperative Complications
,
Diabetes Insipidus, Neurogenic
pp.603-607
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208457
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<Key Points>(1)高Na血症にもかかわらず低張尿がみられる場合には尿崩症を疑う。(2)尿崩症に対する輸液は、尿崩症に対する治療と並行して、血中Naをモニターしつつ慎重に行う。(3)水とNaのIN/OUTバランスを把握したうえで輸液計画を立てる。(4)意識障害や口渇中枢障害があって自由飲水ができないときはとくに危険である。
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