特集 川崎病の今
急性期以降の治療 冠動脈バイパス術(冠血行再建術)
津田 悦子
1
,
島原 佑介
1国立循環器病研究センター 小児循環器内科
キーワード:
冠動脈疾患
,
冠状動脈バイパス術
,
川崎病
Keyword:
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Coronary Disease
,
Coronary Artery Bypass
pp.137-140
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021135338
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<Key Points>(1)狭窄性病変があり、症状または心筋虚血所見がある場合に、冠血行再建術の適応となる。(2)左前下行枝は、左室広範囲を灌流しているため、この血行再建がもっとも重要となる。(3)内胸動脈グラフトは、術後1年で開存していれば、20年以上の長期開存が期待できる。(4)少なくとも1本のグラフトが開存し、左室駆出率が50%以上であれば予後は良好である。
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