心臓の虚血?-病態生理と臨床のはざまを埋める 治療・予防 王道を学べ
血行再建術CABG 冠動脈バイパス手術の適応と最新知見
日尾野 誠
1
,
田端 実
1東京ベイ・浦安市川医療センター 心臓血管外科
キーワード:
Aspirin
,
冠動脈疾患
,
冠状動脈バイパス術
,
最小侵襲手術
,
Clopidogrel
Keyword:
Coronary Artery Bypass
,
Aspirin
,
Coronary Disease
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Clopidogrel
pp.433-436
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017135860
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単独CABG件数は減少傾向であり,複合手術の比率が高まっている.CABGとPCIの比率は日米において4倍の差を認める.80歳以上の高齢者に対するCABGのリスクは下がり,高齢であることのみでCABGを忌避する理由は乏しくなりつつある.MICS CABGやhybrid therapyの発展により,高齢者および若年者両者に対してCABGの治療機会提供が幅広くなることが期待される.米国ガイドラインではOPCAB術後において1年間のDAPT使用が推奨される.
©Nankodo Co., Ltd., 2017