特集 抗菌薬の「なぜ?」に答える
小児期ヘリコバクター・ピロリ感染症の診療と管理ガイドライン2018(改訂2版)における適応疾患と治療方法
加藤 晴一
1
1かとうこどもクリニック
キーワード:
ヘリコバクター感染症
,
Helicobacter pylori
,
胃腫瘍
,
胃粘膜
,
抗細菌剤
,
多剤併用療法
,
診療ガイドライン
,
除菌療法
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Drug Therapy, Combination
,
Stomach Neoplasms
,
Gastric Mucosa
,
Helicobacter pylori
,
Helicobacter Infections
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1431-1435
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021021153
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<Key Points>(1)ほとんどのHP感染小児は無症状であり、除菌治療の対象とはならない。(2)除菌療法はHP関連疾患の根治を目指す治療法である。(3)将来的な胃癌予防のための自治体レベルのT&Tに根拠はなく、実施するべきではない。(4)薬剤感受性試験(とくに、CAM)に基づいて、感受性のある抗菌薬を用いた3剤併用療法を選択することが望ましい。(5)除菌成功を達成するために、内視鏡検査の際の胃生検試料を用いた培養法および薬剤感受性試験の重要性が増している。
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