特集 抗菌薬の「なぜ?」に答える
細菌性髄膜炎
新庄 正宜
1
1慶應義塾大学医学部小児科
キーワード:
Ampicillin
,
抗細菌剤
,
髄膜炎-肺炎球菌性
,
髄膜炎-ヘモフィルス
,
診療ガイドライン
,
髄膜炎-細菌性
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Meningitis, Haemophilus
,
Meningitis, Pneumococcal
,
Meningitis, Bacterial
,
Practice Guidelines as Topic
,
Ampicillin
pp.1385-1391
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021021145
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<Key Points>(1)各種ワクチン導入により、主要原因菌は、Hib・肺炎球菌から、GBS・肺炎球菌へと変化した。(2)国内では、GBSや大腸菌(新生児~乳児早期)、肺炎球菌(新生児期以降)が主な原因である。(3)脳室シャント髄膜炎では、耐性ブドウ球菌、ブドウ糖非発酵菌グラム陰性桿菌を想定する。(4)耐性菌も想定して、ただちにカルバペネムやVCMなど、広域抗菌薬で開始する。(5)ペニシリン耐性肺炎球菌の存在、ESBL産生大腸菌の増加に注意する。
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