特集 抗菌薬の「なぜ?」に答える
急性咽頭・扁桃炎 フソバクテリウムの治療を含めて
田中 悠平
1
,
津村 直幹
1久留米大学 医学部小児科学講座
キーワード:
Amoxicillin
,
フゾバクテリウム感染症
,
Streptococcus pyogenes
,
咽頭炎
,
抗細菌剤
,
扁桃炎
,
連鎖球菌感染症
,
診療ガイドライン
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Streptococcus pyogenes
,
Fusobacterium Infections
,
Practice Guidelines as Topic
,
Pharyngitis
,
Tonsillitis
,
Streptococcal Infections
,
Amoxicillin
pp.1398-1402
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021021147
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<Key Points>(1)急性咽頭・扁桃炎の原因の多くはウイルス性である。(2)原因微生物が細菌の場合、A群β溶血性レンサ球菌の頻度がもっとも高い。(3)A群β溶血性レンサ球菌による咽頭・扁桃炎に対する第一選択薬として、「小児呼吸器感染症診療ガイドライン2017」ではアモキシシリン(AMPC)が推奨されている。(4)咽頭痛を訴える小児の診療の際には、急性喉頭蓋炎や咽後膿瘍などの危険な疾患が隠れていることがあるため注意が必要である。
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