特集 子どものための食の安全
食品の摂り方による問題とその対応 偏食、こ食、朝食欠食が健康に与える影響
堤 ちはる
1
1相模女子大学 栄養科学部健康栄養学科
キーワード:
エネルギー代謝
,
食行動
,
食物の嗜好
,
生物時計
,
朝食
,
小児の健康
Keyword:
Biological Clocks
,
Food Preferences
,
Feeding Behavior
,
Child Health
,
Energy Metabolism
,
Breakfast
pp.1305-1310
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019354720
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<Key Points>(1)偏食せずに、いろいろな食べ物を食べることの意義は生活のさまざまな場面にまで広がることに配慮して、子どもと向き合う姿勢が重要である。(2)複数でともに食べる「共食」では、「こ食」によっては得られない数多くの心と体の育ちがある。(3)朝食欠食は肥満、高脂血症などの生活習慣病の発症リスクを増大する。(4)「早寝、早起き、朝ごはん」の実践には、「早起き、朝ごはん、早寝」の順番が取り組みやすい。(5)保護者の朝食欠食の改善には、保護者の体調を気遣う言葉かけが有効である。
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