特集 子どものための食の安全
食品の摂り方による問題とその対応 早産・低出生体重児とメタボリックシンドローム
東海林 宏道
1
1順天堂大学 医学部小児科
キーワード:
成長
,
未熟児
,
低出生体重児
,
メタボリックシンドローム
,
小児の健康
Keyword:
Infant, Premature
,
Growth
,
Infant, Low Birth Weight
,
Child Health
,
Metabolic Syndrome
pp.1302-1304
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019354719
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<Key Points>(1)妊婦の痩せ、栄養摂取不良が低出生体重児増加の要因と考えられ、DOHaDのコンセプトを念頭に妊婦への栄養スクリーニングの必要性が高まっている。(2)早産・低出生体重児は、成人期まで痩せていたとしても高血圧やインスリン抵抗性のリスクがある。(3)母乳栄養推進や適切な離乳食指導、成長曲線を用いた体格フォローアップと肥満防止が対応の基本となるが、早産・低出生体重児のリスクを念頭においた食事指導方法の確立が期待される。
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