特集 Down症候群の医療管理
その他 災害発生後の避難生活での注意点と心身ケアのポイント 東日本大震災の際に現地で救援活動に携わった経験を含めて
玉井 邦夫
1
1日本ダウン症協会
キーワード:
Down症候群
,
災害対策
,
精神的ケア
,
東日本大震災
Keyword:
Disaster Planning
,
Down Syndrome
pp.891-893
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019251687
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<Key Points>(1)避難生活を送るDown症のある人については、PFAが指摘する「差別や暴力の対象となる可能性が高い人」という認識で臨むべきである。(2)知的障害のある子どもの保護者は、避難生活のありようについて子どもの意思決定を「代弁」せざるをえない場合もあり、ジレンマを体験する。(3)Down症のある人はエピソード記憶に頼ることが多く、被災の再体験が生じるリスクが高いことに留意すべきである。(4)Down症のある人の災害後ケアでは身体面の配慮も不可欠である。
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