特集 災害時の小児医療~災害の経験を今後に活かす~
東日本大震災、その後 周産期センター新生児科の災害対応
大木 茂
1
1聖隷浜松病院総合周産期母子医療センター
キーワード:
救急医療サービス
,
災害対策
,
新生児疾患
,
周産期センター
,
東日本大震災
Keyword:
Disaster Planning
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Birthing Centers
,
Emergency Medical Services
pp.323-327
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021146119
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●東日本大震災後、新生児医療連絡会は日本新生児成育医学会と協働してマニュアル作成、災害時連絡網の整備、DMATなど既存のシステムと連携などの災害対策を推し進めてきた。●災害支援対策の公助の動きのなかで特殊領域である新生児医療が孤立し取り残されないようにしつつ、今後も共助システムの強化に努めていきたい。●各施設においては有事の際の自助すなわち安全確保、指揮命令系統構築、情報伝達共有手段の確保を含んだ診療継続計画を平時に作成し、地域の災害時小児周産期リエゾンや災害医療コーディネーターなどとの協力関係を構築しておくべきである。
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