特集 疾患特異的iPS細胞を用いた病態研究と創薬
6.疾患特異的iPS細胞を用いた造血器腫瘍に対するアプローチ
宮内将
1
,
黒川峰夫
2
Masashi Miyauchi
1
,
Mineo Kurokawa
2
1東京大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科学 特任助教
2東京大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科学 教授
pp.373-378
発行日 2018年2月28日
Published Date 2018/2/28
DOI https://doi.org/10.20837/5201803373
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人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells:iPS細胞)は疾患モデルの構築に応用され,様々な造血器腫瘍患者から疾患由来iPS細胞の樹立が報告されている。造血器腫瘍由来iPS細胞は疾患の特徴を再現した有効な疾患モデルの一つであり,その応用によって新たな知見も報告されてきている。