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ライブイメージング技術の発展により,かつては単純な現象とみなされていた細胞内Ca2+動態は多くのバリエーションに富むことが明らかになってきた。細胞内/細胞間を伝わるウェーブや,細胞内の局所で生じる非伝導性のブリップ,パフ,スパークなど異なる時空間スケールを有するCa2+動態はその典型である。従来の,Ca2+がエフェクターを活性化するという古典的な理解に加え,Ca2+動態そのものにも重要な生理的意義があることが明らかになりつつある。 本稿では,Ca2+イメージングにより見いだされた様々な時空間動態を,現在でも進化を続けるCa2+プローブ開発の最新動向とあわせて紹介する。
Advance in the live imaging technology revealed that cells display a variety of Ca2+ dynamics, such as the wave, oscillation, blip, puff and spark. Accumulating evidences suggest that not only Ca2+ itself, but its spatio-temporal dynamics are the important information carrier in the physiological responses. Here, we will introduce the pattern of Ca2+ dynamics along with the latest version of high-performance Ca2+ probes.