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文献紹介
気道径の統御機転
Mechanisms Controlling Airway Size
大久保 勇吉
1
1日本大学公衆衛生学教室
pp.99
発行日 1965年2月15日
Published Date 1965/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202995
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人体に7〜14メッシコの炭素粒子を吸入させると,気道伝導/胸腔ガス容量は平均41%(p<0.001)の減少がみられたが,硫酸アトロピン1.2mgを皮下注射してから吸入させると有意の差の減少はみられなかった。すなわち気道に連なる副交感神経性経路をアトロピンで遮断すると,人では炭素粒子の吸入によって表われる気管支収縮を阻止した。
柔軟なプラスチック製カテーテルで猫の喉頭を刺激すると全肺抵抗は平均235%(p<0.001)増大したが,頭部迷走神経性交感神経を冷却するとこの影響は阻止された。
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