特集 アレルギー疾患の将来展望 ~発症率の推移から望ましい治療薬の今後など~
Ⅱ.新規薬剤の登場とその位置づけ
2.小児喘息
長尾みづほ
1
Mizuho Nagao
1
1国立病院機構三重病院臨床研究部アレルギー疾患治療開発研究室室長
pp.1288-1294
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.20837/32018101288
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重症・難治性の喘息児に対しては生物学的製剤の登場によりコントロールレベルが向上するようになってきている。根本的治療としての免疫療法については舌下免疫療法の適応年齢が下げられたことにより長期予後の改善が期待されている。既存薬剤の使用方法も再検討していくことで,安全性と有効性をさらに向上させた喘息治療が期待されている。