原著
エピナスチン塩酸塩(アレジオン®)点眼液0.05%使用成績調査中間報告 第2報-副作用・効果・患者満足度 等-
加山智子
1
,
大嵜浩孝
1
,
甲斐靖彦
1
Tomoko Kayama
1
,
Hirotaka Ohsaki
1
,
Yasuhiko Kai
1
1参天製薬株式会社 安全性監視グループ
pp.1786-1798
発行日 2015年11月15日
Published Date 2015/11/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201512100
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アレルギー性結膜炎に対するエピナスチン塩酸塩(アレジオン®)点眼液0.05%の安全性および有効性の評価を目的として実施中の使用成績調査について,2015年3月までに収集した2,860例の結果を報告する。 副作用は38例(1.33%)で認められ,主な副作用は,眼瞼炎8例(0.28%),眼刺激7例(0.24%),眼の異物感5例(0.17%)であった。 有効性の指標とした眼そう痒感,結膜充血において,スコアの有意な低下が認められ,使用感と効果についても「やや満足」以上とする患者が,ともに87%以上を占めた。 以上より,本剤はアレルギー性結膜炎に対して安全性に特段の問題点はなく,有効性に優れた抗アレルギー点眼薬であると考えられた。