原著
エピナスチン塩酸塩(アレジオン®)点眼液0.05%の医療実態下における安全性・有効性及び患者満足度 -使用成績調査結果報告-
高村悦子
1
,
大嵜浩孝
2
,
野村明生
2
,
島田史規
2
,
大橋裕一
3
Etsuko Takamura
1
,
Hirotaka Osaki
2
,
Akio Nomura
2
,
Fumiki Shimada
2
,
Yuichi Ohashi
3
1東京女子医科大学医学部眼科学講座
2参天製薬株式会社安全性監視グループ
3愛媛大学
pp.1208-1218
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.20837/32018091208
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アレルギー性結膜炎患者に対するエピナスチン塩酸塩(アレジオン)点眼液0.05%の日常診療下での安全性及び有効性を確認するため使用成績調査を実施した。 解析対象症例3,928例における副作用発現率は1.32%で重篤なものはなかった。主な副作用は,眼瞼炎0.31%,眼刺激0.23%,眼の異物感0.15%,眼脂0.15%,眼充血0.10%及び眼そう痒症0.10%であった。 自覚症状及び他覚所見の全項目で有意なスコア改善がみられた。使用感と効果のいずれにおいても87%以上の高い満足度を示した。 以上より,本剤は良好なベネフィット・リスクバランスを有する抗アレルギー点眼薬と考えられた。