原著
季節性アレルギー性結膜炎に対するエピナスチン塩酸塩点眼薬による初期療法の効果
深川和己
1
,
藤島浩
2
,
高村悦子
3
,
中川やよい
4
,
岩崎美紀
5
,
坂田実紀
6
,
高松弘子
1
,
熊埜御堂隆
7
,
下山勝
8
,
秦誠一郎
9
,
岡野敬
10
,
見好貴公
11
,
田野上光也
12
,
宮田和典
13
Kazumi Fukagawa
1
,
Hiroshi Fujishima
2
,
Etsuko Takamura
3
,
Yayoi Nakagawa
4
,
Miki Iwasaki
5
,
Miki Sakata
6
,
Hiroko Takamatsu
1
,
Takashi Kumanomido
7
,
Masaru Shimoyama
8
,
Seiichiro Hata
9
,
Takashi Okano
10
,
Takahiro Miyoshi
11
,
Mitsuya Tanoue
12
,
Kazunori Miyata
13
1飯田橋眼科クリニック
2藤島眼科医院
3小野眼科医院
4中川医院
5両国眼科クリニック
6新宿眼科クリニック
7クマノミドー眼科
8下山眼科クリニック
9スカイビル眼科
10スマイル眼科クリニック
11たかはた眼科クリニック
12たのうえ眼科
13宮田眼科病院
キーワード:
エピナスチン塩酸塩
,
季節性アレルギー性結膜炎
,
初期療法
Keyword:
エピナスチン塩酸塩
,
季節性アレルギー性結膜炎
,
初期療法
pp.1270-1280
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201509110
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エピナスチン塩酸塩点眼液(アレジオン®点眼液0.05%)のスギ花粉による季節性アレルギー性結膜炎患者218例に対する臨床効果を,スギ花粉の本格的な飛散前から投与した群(初期投与群)と飛散後に投与した群(通常投与群)に分け,日本アレルギー性結膜疾患標準QOL調査票(JACQLQ)ver.1を用いて比較検討した。 エピナスチン塩酸塩点眼液の初期投与群は,通常投与群に比べ,スギ花粉の本格飛散開始時期の眼掻痒感及びその他の自覚症状,他覚所見,QOL合計スコア及び各QOL項目の症状悪化と症状のピークを有意に抑制した。 以上より,エピナスチン塩酸塩点眼液による初期療法は,スギ花粉飛散中の症状を軽症に抑え,有用であると考えられた。