特集 重症薬疹の診断と治療 アップデート
VIII.重症薬疹の検査
小豆澤宏明
1
Hiroaki Azukisawa
1
1大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学皮膚科学講座
pp.1240-1246
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201408072
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重症薬疹の検査は,その診断,治療法の選択,原因薬剤の特定,医薬品副作用被害救済制度への申請など様々な目的で,検査漏れのないように,円滑に行われる必要がある。一方で,重症薬疹の発症は予測不可能であり,初診時に行わねばならない検査が集中し,皮膚科医の負担は大きい。ここでは,血液検査や皮膚生検,DLST,パッチテストなどといった,重症薬疹の検査の目的と,それを行うべきタイミングについて,検査の一覧やSCORTENの活用など実用的な内容を含め解説する。