内科専門医を志す人に・私のプロトコール
VIII.感染症・その他
西崎 統
1
1聖路加国際病院・内科
pp.1402-1403
発行日 1975年8月10日
Published Date 1975/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206189
- 有料閲覧
- 文献概要
幅広い治療の知識を
内科臨床研修中には,あらゆる分野の疾患を取り扱わねばならないが,各疾患の病態生理,検査,および診断と並んで,治療についての知識も大切であることを忘れてはならない.正しい治療には,正確な診断,および病態生理の解明が必要であることはいうまでもないが,同時に治療の心構えも重要である.しかし,実際,日常の診療の中では,具体的に治療方針を立てて処置をしてゆくのであるが,治療機序の十分な理解と,それを円滑に実施する技術を身につけて患者の治療にあたらねばならない.
疾患の療法には,原因療法,対症療法,リハビリテーション療法,生活指導,その他さまざまの方法がある.なかでも原因療法,対症療法に対しては薬剤の効果が強力であることは古くから知られている.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.