特集 薬物アレルギー
II.造影剤によるアナフィラキシー
森墾
1
Harushi Mori
1
1東京大学大学院医学系研究科生体物理医学専攻放射線医学講座放射線診断学分野講師
pp.1774-1780
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201312022
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造影剤によるアナフィラキシーの要諦は,〈1〉 くしゃみをしたら救急部へ連絡する,〈2〉 静注ラインは検査終了まで確保し続ける,〈3〉 造影検査中はパルスオキシメータを装着する,〈4〉 証拠保全や経過記録を怠らない,〈5〉 無事な投与歴があってもアナフィラキシーは起こりえる,〈6〉 併用注意薬のチェックをする,〈7〉 落ち着いた環境で検査を施行する,〈8〉 早期にアドレナリンを投与する,〈9〉 観察時間が長いほど,副作用の頻度は高くなる,〈10〉 稀な事故は続けて起こる,といった事項を理解することにある。