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特集 感染症診療を変える新しい診断技術・検査法
3.臨床応用される注目の検査法 5)L7/L12イムノクロマトグラフィー法
Clinical application of ribosomal protein L7/L12 immunochromatography
宮嶋友希
1
,
山本善裕
2
Miyajima Yuki
1
,
Yamamoto Yoshihiro
2
1富山大学附属病院感染症科
2富山大学附属病院感染症科 教授
キーワード:
L7/L12イムノクロマトグラフィー法
,
マイコプラズマ
,
レジオネラ
Keyword:
L7/L12イムノクロマトグラフィー法
,
マイコプラズマ
,
レジオネラ
pp.97-102
発行日 2017年9月25日
Published Date 2017/9/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201710097
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近年,特異的な抗原や抗体を検出するキットの開発が進み,早期診断,適切な治療が可能になってきた。特に,新しい抗原検査のターゲットとしてリボソームタンパク質L7/L12が注目されている。このリボソームタンパク質L7/L12はすべての細菌が有しており,それぞれに特異的な領域をもつ特徴を有している。この特徴を利用し,今後は現在開発されていない菌種に対しても迅速検査の開発が期待される。本稿では,マイコプラズマ,レジオネラを例に,L7/L12イムノクロマトグラフィー法を用いた迅速診断法の特徴などについて紹介していく。