増刊号 血液検査実践マニュアル
Part 3 血球形態検査
3.FAB分類
3)L1〜L3
阿南 建一
1
1国立都城病院研究検査科
pp.778-779
発行日 2000年6月15日
Published Date 2000/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905455
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ALLの病型と診断へのプロセス1,3,4)
ALLの診断は,芽球のMPO染色陰性が必要条件となるが,AML-M0,M5a,M7を否定することが要求される.形態学的にFAB分類では,L1,L2,L3の3つに分けられるが,免疫学的,細胞遺伝学的なMIC分類では,early B-precursor-ALL,common ALL,pre B-ALL,B-cell ALLの4つに分けられる.L1とL2については,客観性をもたせるためにスコアリング・システムが導入されている(表).リンパ芽球の起源を知るうえからもMIC分類2)は有効となるので参考までに紹介する.
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